Kazuhisa OTSUBO, CC BY 2.0 , via Wikimedia Commons

3大メガギャラリー的な”意思”

どのような分野でもその動向を知るにはまず影響力の大きそうなところを把握することだと思います。好むと好まざるとに関わらず、この社会のあらゆる分野では強力なインフルエンサーにインフルエンスされていますからね。

その意味で、アート業界においてはまずこの3大メガギャラリーの動向が一種の先行指標となり得るでしょう。

2018年と少し古いのだけど、美術手帖の記事から引用しておきます。

『知っておくべき3大メガギャラリー。ガゴシアン、ペース、ハウザー&ワースとは何か? (美術手帖)』

ガゴシアン

現在、ニューヨークにある5つのギャラリーに加え、ロンドン、パリ、ジュネーヴなど世界各地で17のギャラリーを運営しており、すべてのスペースをあわせると、その広さは東京ドームの約35パーセントに相当する約1万7000平米におよぶ。

美術手帖(2019.8.12)

ペース

チェルシーにある8階建ての新本社ビルは、約7000平米の面積を持つ。屋内と屋外を含む5階にわたる展示スペースは、現在ペースのニューヨークでの展示スペースを2倍以上に拡大し、ガゴシアンに肩を並べることになる。

美術手帖(2019.8.12)

ハウザー&ワース

ハウザー&ワースは、チェルシー・西22丁目に建築家のアナベル・セルドーフによって設計された、約3300平米におよぶ5階建てのギャラリーを建設しており、20年春にオープン。その新しいビルには、展示スペース、事務所、本屋、図書館、会議室などが含まれる。

美術手帖(2019.8.12)

この手のギャラリーと、いわゆる美術館で鑑賞する作品との違いは「アートマーケットへの意志の表出」の程度差あるように考えられます。売ってなんぼ、というか。

その意味で、それぞれのギャラリーのサイトを定期的に覗きにいくだけでも、アート市場の今を垣間見ることができますし、その微細な変化を視覚的に体感できたりして楽しめます。

いつか、この3大ギャラリーを巡る旅に出てみたいものです!

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